2017年8月24日
数年苦しんだドケルバン腱鞘炎の手術を受けました。
せっかくなので経緯と経過を書いてみます。
苦しんでいる方のお役に立てば幸いです。
この記事を書いている2017年9月10日現在。
もう片手の手術も検討中です。
進展あれば記載します。
ちなみに私は愛知県一宮市に住んでいます。
手術をしてもらった病院は、この記事の最後に書きました。
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目次
後悔ですね。
早くやっておけばよかったと思いました。
オペから2週間強経過しましたが、かなり快適です。
まだ腫れて浮腫んでいますが。
神経の近くを切ったそうですが痺れはありません。
流石にまだ重いダンベルを持つのは怖いですけどね。
手術着に着替え、手術室に入り、ベットに横になり左の腕に点滴を打ちます。
人差し指は酸素濃度を計測する機械に挟まれ、足首にも脈拍等を計測する機械。
右手は右に真っ直ぐ。
こちらから見えないようカーテンが掛けられると、右手全体に消毒薬をかけられます。
そこからの麻酔の注射がとても痛いのですが、仕方ありません。。
確か4~5本打ったと思うのですが、効くのを数分待ち、いざ執刀。
もちろんオペ中は痛みはありませんでした。
ただ引っ張られるような感触はあり、最初は少し気分が悪くなりましたね。
怖かったし、緊張もしていたので。。
ビビりすぎて汗も多量にかきましたが(笑)
先生や看護師さんも優しかったので本当に安心しました。
オペの2日後に消毒。
それまでガーゼと包帯です。
やはり数日は動かすのも怖かったです。
濡らしてはいけないのでビニール手袋とラップを巻いてシャワーを浴びました。
消毒の日以降は防水の絆創膏のみです。
当然ですがまだかなり腫れています。
最初の手術の相談というのは、かかりつけ医にすると思います。
手術が必要かも、ということになったら少し待って!
もちろん、失敗のリスクは少ない方がいいですよね?
できれば上手な先生がいいですよね?
まずは『手外科』を探してみましょう。
『専門医』を探すことは非常に重要です。
セカンドオピニオンも大事ですからね。
整形外科というのは医科の中でも特に難しい領域です。
最近では『手』を専門にした整形外科医が増えています。
手術ですから痺れなど『失敗』のリスクや『再発』のリスクは必ずあります。
絶対なんて存在しません。
しかもネットの書き込みには『指にしびれが残った』とか『治癒しなかった』など
ネガティブな意見もちらほら散見されますよね。
お恥ずかしながら、私もそれらの投稿文を読んで、躊躇したクチです。。
確かに『ただの整形外科医』ではリスキーかもしれません。
しかし、できる限りリスクを減らし、確度を高めてくれるのが専門医です。
それが今回の場合で言うと整形の『手外科』なんですね。
発症から2年半、とうとう手術を決意することになった出来事です。
もともと酷い腱鞘炎だったのですが、娘(23㎏)をおんぶした際、右手首にとんでもない激痛が。
氷で冷やしても腫れは引かず、熱を持ったまま。
スマホを持つことはおろか、手のひらを返すことすらできなくなりました。
しかもズボンどころかパンツを履くたびに手首の靭帯がズレてしまい、、
いわゆる脱臼の症状だそうです。
すぐに戻れば一瞬の激痛と腫れで済むのですが、戻らないと地獄です。
1日に5回も6回も脱臼するようになってしまい、さすがに耐えられなくなってしまいました。
逆に言えばこの出来事のおかけで、腱鞘炎発症から2年半も経過してしまいましたが、手術に踏み切ることができたのです。
今思うと、もっと早く切るべきだったと少し後悔しています。
腱鞘炎の症状が出だしたのは2015年の夏でした。
仕事中に左手首の親指側に『ヒヤッ』と冷えたような違和感。
何やら嫌な予感はしましたが、休憩を挟みつつ仕事を続けます。
その日はそれ以上にはならず。
数日後、同じ部位に同じ冷えたような違和感が出ました。
大丈夫だろうと思い構わず仕事を続けると、とうとう痛みが。
これが腱鞘炎ってやつかな?
とは思いつつ、動かない程でもないし、あまり深く考えることもありませんでした。
ちょっと休めば良くなると信じていたんですね。
また数日後、案の定仕事に支障がでる程度に痛みが強くなってきました。
自宅近くの整形外科へ行くと狭窄性腱鞘炎とのこと。
親指を握り、手首を曲げると激痛が走ります。
安静に、ということで湿布をもらってその日は帰宅しました。
念のため次の日は仕事を休み、接骨院へ。
鍼は結構効きましたね。初期段階であれば私はオススメします。
テーピングの方法も教わりました。
その後出勤、やはり痛み出るが、どうにもならずテーピングしながら仕事を続けます。
毎日辛かったものの、そのうち痛みに慣れてきてしまいました。
毎週接骨院にも通い、かなり助けてもらったのもあると思います。
しかし無情にも、右手首にも似た症状が現れ始めました。
そして最初の日から半年後、ついに左手首の痛みに耐えられず再度整形外科へ。
消炎と鎮痛のため、初めてステロイド注射を打たれました。
それはそれは効果テキメンでした。
そこからは毎月のステロイド注射で、痛みを凌ぐ毎日。
しかし悲しいかな、すぐに右手首にも注射が必要になりました。
医者も流れ作業のように注射を打ちます。
いま思うと、手術の提案が無かったのは不思議です。
こういった病院は信用してはいけませんね。
ある日突然、左手首の患部に小さなコブのようなものが出現しました。
ガングリオンというそうです。
時計やサポーターをするとバンドにコブが当たり、痛みが出ます。
まさに踏んだり蹴ったりですね。
サポーターが使えなくなるのは本当にキツかったです。
ちょっとした絶望感もありました。
そのうち注射が効かない日も出てきます。
先生もたまに患部を外すんですね。
いわゆる失敗というやつです。
そうなると地獄なんですね。
ステロイドは1ヶ月のうちに打てる量が決まっているためです。
そうなると接骨院だけが頼りになります。
しかし1週間に1回の施術では限度がある。
結局1年半、注射と接骨院に頼りましたが、治ることはなく悪化の一途を辿ることとなりました。
そして2017年2月に交通事故で膝を骨折。
幸か不幸か、仕事ができなくなったのです。
これまで通っていた整形外科は信用していなかったので、通うのを止めました。
しかし仕事を辞めて5ヶ月経過するも相変わらず症状は改善せず。
松葉杖の使用により、むしろ悪化していました。
そして6ヶ月目に娘おんぶ事件発生、手術を検討することとなります。
最近になって、たまたま近くの病院に、手の専門の整形外科医がいることに気付きました。
死角でした。以前は整形外科が弱いと言われていた総合病院です。
ここまで発症から2年半。
まずは早めの受診ですね。
腱鞘炎かも?と感じた時点で受診が必要でした。
次に周りからの理解を得るための努力です。
いや、努力はしたつもりでしたが足りませんでしたね。
ずっと大げさに騒いでると思われていたような気がします。
なんせ会社が始まって以来、腱鞘炎になった人はいなかったとのことですから。。
ちなみに熔接業です。
途中から転職は考えていましたが、もっと真剣に考慮してもよかったとも思います。
そして休養ですね。
とにかく休養は必要です。
手術を受けて分かったことなのですが
靭帯が手首の奥の方まで癒着してしまっていたようです。
そのため少し手術の時間が長引きました。
傷口も大きくなりました。
これは長期に渡ってステロイド注射を打ってきた副作用だそうです。
やはり初めに通っていた整形外科は…
もっと早く他の整形外科の検討が必要でしたね。
最期に手術です。
早くやっておけばよかった。。
私は愛知県一宮市に住んでいます。
ですから完全にこの地域の話になってしまうので、関係の無い方は読み飛ばしてください。
私は大雄会クリニックの整形外科で手術をお願いしました。
地元の方ならびっくりするかもしれませんね。
大雄会の整形外科って、良くないとか、先生がよく変わってしまうとか
あまり良い噂を聞いたことがありませんよね?
まぁ正直なところ、評判については周りの医院も同じようなもんですけどね。
私の知っている大雄会の整形って、確か先生が2,3人だったと思うのですがいつの間にか10名以上になっています。
『手外科』なんてできるとは思いもしませんでした。
相当力を入れてます。びっくりです。
おかげで救われました。
『手外科』の診察は火曜のみ。
予約しておくとスムーズです。
私はタイミングが良かったらしく、クリニックを受診して2日後には切ることになりました。
オペ室にはクラシックが流れています。
すごい設備でした。ドラマのワンシーンのようです。
情けない話ですが私は非常にビビりで…
やたら脈が速かったり血圧が下がったり
少し気分が悪くなってしまいましたが(笑)
看護師さんには助けてもらいました。
重症だったようですが30分以内に終了。
一週間後には抜糸です。
これも痛みを覚悟して行きましたが…
何も感じることなく、10秒くらいで終わりました。
左手の手術も検討していますが、安心して任せられます。