パパの育児参加

子どもと関わる時間が欲しくて転職した話

2020/04/02

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パパが転職する

私はこれまでに何度か転職をしてきましたが、今回ほど自分の家族や子どもにテーマを持って挑んだことはありませんでした。
 
数年前に比べ公園ではパパさんを多く見かけるようになりましたので、もしかしたら同じようなジレンマを持った方もみえるかもしれませんね。

長女との関わり方で後悔…

長女が産まれた頃、私は妻に対し恋人気分がまだまだ強く、あまり親としての自覚が無かったと、今では感じます。

当時私は営業職に就いており、休日深夜関係なく電話が鳴るような仕事でした。

残業で帰宅時間が遅くとも、家族のために稼ごうと必死でした。

赤ちゃんのあやし方もよくわからないし、私が抱っこしても泣いちゃうし、妻に任せておけば大丈夫だろうと安易に思っていました。

言い訳がましいのですが正直に言えば、妻に遠慮していたところもあります。

しかしたまに娘を抱っこしては突き放すように嫌がられ、一緒に遊ぼうとしては加減がわからず泣かれ。

妻に任せることしかできない自分は蚊帳の外にいるようでしたね。

自分から蚊帳の外に出ていたのかな。

そのくせ虚しいし、寂しいし。

でもどうすることもできず、自分のポジションは妻と長女を見守ることなのかなぁと、自分に言い聞かせて逃げていました。

時は過ぎ。

気付けば長女は小学生になっておりました。

ふとSDカードを整理していると、自分の知らない、色んな顔の長女が写っています。

ああ、こんな顔して笑うんだ。
こんなに無邪気に遊ぶんだ。

そこで初めて気付いたのです。

赤ちゃんでいる期間なんて、人生のうちのほんの数%でしかないのに。

最悪だ。
見逃してしまったんだ。

もっと一緒にいればよかった。
どうしてもっと可愛いがってやらなかったんだ。

こんなに愛らしい自分の娘を。

実は妻からの信用が無かった!

1日中娘の相手をしてくれてお疲れな妻に、たまには休憩してもらおうと

『みてるからのんびり出掛けておいでよ』

『みてるから休憩しなよ』

と、伝えるのですが…

『心配だからいいや』

と返されるわけです。

この言葉の裏には

『あなたでは心配』

という意味が含まれています。

オムツ替えくらいはしていましたし、たまにお風呂にも入れてはいました。

それじゃ全然足りていなかった。

妻から見て、私は任せられるレベルではなかったのです。

疲れた顔をした妻を助けてやれない。

本当に自分の無力さを痛感しましたね。

第二子妊娠!今しかない!

長女が8才になる年、妻が妊娠しました。

いわゆる二人目不妊というやつで、不妊治療を行なった結果です。

ウチに赤ちゃんがくるのかー
変な感じだなー

なんて思っていましたが、同時に

長女との関わりで後悔したことを何回も何回も考えていました。

当時の仕事は溶接業。
長時間残業ありきの会社で、男性社員が育児休暇をとるなんて考えられないところでした。

すごく悩みました。
妥協案も考えました。

人生一度きりです。
後悔しないようにしたい。

でもたくさん後悔してしまった。
よりによって自分の娘のことで。

たくさん考えましたが、いつも辿り着く結論は同じでした。

よし、辞めよう!
定時で終わる会社を探そう! 

最悪転職に失敗したとしても、溶接のスキルには自信がありましたし、その前職の営業のスキルもあるから、食いっぱぐれることは無いはずだと。

動かない限り、今と状況は変わらない!

妻の意見は?

妻は『生活できるならいいよ』と。
割と軽い感じでした。

早く帰ってきてくれるならその方がいい。

でも次を決めてから辞めてくれと。

確かに。
でもありがたい言葉でした!

こんな会社に転職した!

職を探すのに重要視したのは
・残業無し
・未経験者歓迎
・月給制
・いずれ大きい昇給が見込める
・有給取得率高め
以上の5点です。

経験のある職種を選ばなかったのは、残業が必ず発生するからです。そのため、未経験でも就業できる点と、月によって変動の無い月給制である点を考慮しました。

また、有給休暇を取りやすい雰囲気かどうかも大事ですよね。

全てのポイントをクリアした会社に転職することができました。

良かったこと

転職して、良いことが本当にたくさんありました。

充実感と幸福感

定時まで全力で仕事をし、
次女に晩ごはんをあげ、
一緒にお風呂で遊んで、 
四苦八苦しながら歯みがきをして、
ゴロゴロ寝かしつけ。

毎日同じことの繰り返しですが、
毎日成長しているのがわかります。
 
すごく充実しているし、幸せです。

見事にケンカが減った

私が娘を見たり家事をしている間、妻は必要なことをしたり休憩させてあげられるようにもなりました。
そのため気持ちに余裕が出てきたようです。
穏やかに育児ができるっていいですよね。
イライラせず笑顔でいてくれる妻を見ていると、この生活で良かったなぁと思います。

悪かったこと、失敗したこと

とにかく、年収が大幅に減りました…!!

それもそのはず、残業ナシで未経験の業種に就いてしまったためです。

イチから仕事を覚えなくてはならないため、給料も一番下からのスタートでした。

妻が働きに出る、もしくは私の給料が上がるまでは、最初の2〜3年は節約しながら貯金を少しずつ切り崩す必要があります。

家のローンもあるので、正直キツいですね。

将来設計、よく検討しよう

それでも、それだけの価値があると思います。
子どもの成長を見逃さないということは。

私たちの価値観はそこにありました。

とは言えお金は大事です!

年収は一時的に減りましたが、今の会社は社員が少なくパートさんが多い会社です。

私がちゃっかりしていたのは、社員が少ない会社ということで役職に就くまでがほぼ確約されているということ。

前職からいきなりの年収アップは残念ながら叶いませんでしたが、数年以内に超えられる見通しがあるのは心強いです。

しかもパートさんは70代の方も多い!
長く働ける!

まぁ人生まだまだ何が起こるかわかりませんが、現状ではどこの会社も人が足りていません。

転職するにはいいタイミングかもしれませんね。

-パパの育児参加