空き巣対策

愛知県一宮市と空き巣と対策

2017/07/21

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『空き巣被害全国ワースト1位』は愛知県

平成28年中に愛知県で発生した侵入盗は7158件。
これで愛知県は、10年連続でワーストワンとなりました。
7158件のうち4154件は、住宅への侵入盗です。
全体の60パーセント近くになります。

『愛知県ワースト1位』は一宮市

平成28年中に一宮市で発生した侵入盗は472件。
一宮市は愛知県内での被害数ワーストワンです。
472件のうち316件が住宅への侵入盗。
全体の67パーセント程になります。

『空き巣』という言葉の意味

空き巣というのは、『人が不在である住居に、盗みに入られること』です。
もう一度。
『人が不在である住居に、盗みに入られること』

みなさん空き巣と聞けば夜中に泥棒に入られるイメージがあるかもしれません。

しかし就寝時に泥棒に入られることは『忍込み』といいます。
ちなみに就寝していないにも関らず、コッソリ泥棒に入られることを『居空き』といいます。

もう一度、一宮市の被害数例に見てみましょう。
472件のうち316件の約70パーセントが空き巣の被害です。

夜勤でもない限り、そうそう毎日毎晩家に帰らないということは無いと思います。

ということは、

昼間に泥棒が入るケースが多いということです。

意外に感じませんか?

被害が増える時期がある?

少し話が脱線しますが空き巣の被害は、長期で不在がちな長期連休に爆発的に増えます。
要するに年末年始とゴールデンウィークですね。
この時期は発覚が遅れることも非常に多いため、近隣が一気に狙われることも。
昨今ではシルバーウィークも狙われやすいタイミングになっています。
またキッズウィークというのも作る検討をしているということで、より一層の注意が必要になってきます。

被害の多い時間帯

話を戻します。
上記の通り、意外にも空き巣被害は昼間に多いのですが、
ではどの時間帯が危ないのでしょうか?

それは10時~16時です。

被害のほとんどがこの時間帯と言っても過言ではありません。

仕事に出ている間、はもちろんですが

買い物に出た
子どもを保育園に迎えに行った

このタイミングで『無施錠で出てしまった』ために被害遭うということが、意外ですがかなり多いそうです。
信じられないことに、割合で言えば全体の40パーセント以上。

そして問題は『どこを無施錠にしてしまったか』です。
もちろん40パーセントの全てが玄関開けっ放し、ではなくて
勝手口と窓のカギをかけ忘れてしまったことも多くの原因だそうです。

となると、開けたままにして、ちょっとそこまで…なんて思ってしまう気持ちも、なんとなくわかる気がします。
開けた窓を全部閉めるのって少し面倒です。
暑い日なんかは大変です。
全部閉めて、すぐ用事を済ませてすぐ帰ってきて、また全部開けて回るのだから…
2階は閉めない、という方もおられるでしょう。

でも覚えておかないといけないのは

『だから一軒家、一戸建ては狙われる』ということ。

時間帯としては19時~21時も要注意。
明かりが点いていなければ、帰宅していないのがわかってしまいますからね。



他の手口は?

被害の40パーセントは無施錠による不注意ということでしたが、
それと同じくらい多い手口が『窓破り』です。要するに窓を割られ侵入されるということ。
窓破りにも大きく3つの手口があります。

「こじ破り」
ドライバーを使いこじるように小さな穴を空ける。
短時間かつ音を立てずに突破されます。
ドライバーはポケットに入ってしまうため手口としては非常に多い。

「打ち破り」
バールやハンマーなどを使い、単純に窓ガラスを破壊する。
大きな音が出るため、田舎や超短時間の犯行になります。
いやが
「焼き破り」
バーナーやライターでガラスを熱し、水をかけて割る。
誰にでもできるため、こじ破りより簡単で音も出ない。
ただしこじ破りよりも時間がかかります。

5分以上の犯行は嫌がりますので、防犯フィルムや防犯ガラスの導入などの対策が有効です。
コストのかからない防犯グッズだと、振動センサーも有効。

愛知県民のイメージと高級車

なぜ愛知県での被害が多いのでしょう?
そしてなぜ一宮市なのでしょう?
『交通の便が良いため逃げやすい』なんて言われてますが、もちろんそれだけではないと思います。
愛知県民は『ケチ』とか『結婚式が派手』なんてよく言いますが、確かに見栄っ張りが多いところです。
一宮市は特にその傾向が強く、信号に10台止まれば、ベンツだのレクサスだの4台は高級車でしょう。
『高いクルマ』が一番のステータスだと未だに信じているフシが強いため、無謀なローンを組むことも多い。
少し散歩すれば高級車だらけで驚きます。
しかし求人倍率も昔から良いため、就業人口が多く平均給与も高い。
『すごい当たり』は少なくても
『まぁまぁ当たり』が多くて
『ハズレ』が少ない
となれば、一宮市が狙われやすい街なのも、車上荒らしが多いのも納得ではありませんか?
県内で2番目に空き巣の被害が多いのは豊田市なのですから。

黒づくめの窃盗団

このところ住宅以外の侵入盗で、全身黒い服装で身を包んだ窃盗グループの犯行が増えています。
黒マスクで人相もわかりません。よって防犯カメラをものともせずに犯行に及びます。
これが非常に厄介で、『防犯カメラ』イコール『完璧な対策』と思い込んでいる方も多いため、裏を突かれる格好になるわけです。
これはカメラを導入させた業者も悪いと思いますが。。

空き巣以外の侵入盗

空き巣以外の侵入盗というのは上記に書いた通り、2種類あります。
家人の就寝時に侵入し盗むことを『忍び込み』といい、家人の在宅中、しかも就寝していないにも関らずコッソリ侵入し盗むことを『居空き』といいます。
それぞれ『しのびこみ』、『いあき』と読みます。
忍び込みは年間100件程発生しており、居空きに関しては20件程のようです。
家にいるから、と油断してはいけませんね。

治安が悪いわけではない?

最近は若い女性の人口が、県外へ転出してしまい減っているそうです。
一宮市も例外ではなく、空き巣も含めて治安が悪いから…なんて話を聞きますが、いやいやそんなことはありません。
人口あたりの犯罪件数自体は、実のところそんなに多くないのです。
旧木曽川地区、旧尾西地区と相次いで合併し、市の面積も人口も大幅に増えました。
人が多ければ色んなことも起こりますからね。
また、地域によっても大きく違います。
旧尾西地区ではほとんど空き巣の被害も無いそうですから。

完全に話が逸れますが。。
若い女性が減っているのは、市内に希望の仕事が無いのと、市の子育て支援が手厚くないからだと私は思います。
可能であれば出産と就職は隣の小牧市をオススメします。。

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