空き巣対策

出店荒らしとは?空き巣との違いは?

2017/07/21

スポンサーリンク

出店荒らしとは?読み方は?

あまり馴染みのない単語かと思います、『でみせあらし』と読みます。
空き巣との違いは、住居か店舗か、というところですね。
無人のお店に侵入、窃盗をすることを言います。
『店舗の空き巣』といったところでしょうか。
よくよく考えると当たり前なのですが、
空き巣の被害が『昼間』に多いのに対し
出店荒らしは『夜間』に多く被害発生します。
ということはやはり住居とは違い、店舗ならではの手口があります。
主に換金できる商品が陳列されている貴金属店やブランド物を扱う商店が狙われやすいのですが
客として入店し、店内の様子などを下見しておくことができるため、それ以外の商店も被害があります。

防犯カメラが役に立たない?その手口とは?

扉をバールでこじ開けて一瞬のうちに侵入します。
金庫やショーケース、レジ、引き出しなど、狙いは決まっているため行動が速く、盗難自体は数分で完了してしまう。
そのため多少の物音を立てても動じない場合もあります。
それどころか、警備システムや防犯カメラが設置されていてもお構いなし。
警備員が駆け付けるよりも速く、たった数分で『仕事』が完了するのであれば、警備システムは脅威ではありません。
またマスクや帽子で身を隠されてしまうと、防犯カメラは何の役にも立たないのです。
最近は個人の窃盗行為ではなく、窃盗団として活動するパターンが激増しています。

黒ずくめの窃盗団

このところ東海地方で被害が多く出ている窃盗団です。
全身真っ黒な服装をしており、夜中の暗さに紛れるだけでなく、防犯カメラで個人を特定することが非常に難しい。
犯人たちは防犯カメラを無視、完全に意味を成しません。
もちろん車も盗難車か、ナンバープレートが偽造されています。
深夜まで営業しているような飲食店ですら、閉店後から明け方までの短時間のうちに狙われるケースがあります。
高額な防犯カメラを設置しただけで安心してはいけないのです。

狙われやすいポイントがあった!

迅速に済ませるために、多少強引にドアを破ってでも侵入しようとする出店荒らし。
その特質と、ターゲットになる場所には関連があります。

雨の日

雨の日、多少の音は雨の音に紛れてしまい大胆に犯行に及ぶことができるため、増える傾向にあります。
恐らく他の侵入盗も増えるのかもしれませんね。

高速道路の下

雨と同じく音が紛れてしまいます。
夜中でも交通量の多い高速道路は特に注意が必要です。
車が停まっていても不審に思われにくいのもポイント。
また交通網により逃走しやすいという場合も多い。

対策が防犯カメラのみ

上でも書きましたがプロは防犯カメラ対策をしてきます。
実のところいざ被害に遭っても、警察はあまりカメラの画像を積極的には確認しないのです。
なぜか。
あまり当てにならないことを知っているからです。
よく確認するのは被害が大きい場合だけ。
そして担当するのは刑事課。
他にも捜査すべき大きな事件があるのです。
裏を返すと、被害が大きくなる場所には設置すべき。
保険屋に提出する資料の一つにはなります。

鍵のカンヌキが外から見える

カギを締めると大きな鉄の棒が出てきてロックがかかります。
この鉄の棒のことを『カンヌキ』といいます。
1つのドアに1つの鍵、すなわちカンヌキが1つしかない場合は要注意です。
さらに外からカンヌキが確認できるタイプは危険。
バールでのこじ開けに30秒もかかりません。
よく『ウチには盗まれて困るもんは無い』と言いますが、ドアは破壊されます。

外から中の様子がわかる

これはもちろんNGですね。
効率良く仕事してくれ、と言っているようなものです。

出店荒らしの対策は?

防犯システムや警備システムは日頃からお客さんから見えるようにしたり、アピールするようにしておきます。
犯人は必ず下見をしていますので、ここは難しいかなと思わせることが重要です。

カギにかんしてはドアのサイズにもよりますが、ワンドアツーロックにするだけでバールでのこじ開けが困難になります。
また『面付本締り錠』という鍵、これは外からカンヌキが見えない仕様になっておりバールへの効果は抜群だそうです。
対策は早めに行っておき、そもそも『狙われないようにすること』が一番大事なことですね。

-空き巣対策