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空き巣対策

そもそも空き巣とは?

2017/07/21

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侵入盗の種類と言葉の意味

みなさん『空き巣』と『泥棒』の違いってわかりますか?
『強盗』との違いは?
『忍込み』や『居空き』ってなんだろう?
なんだか専門用語のようですね。
意外と知らない言葉の意味を調べてみました!

空き巣

人がいない家に盗みに入ること。

侵入盗の約70パーセントを占めます。

室内に侵入してしまえば他人の目を気にしなくて済むので、派手に荒らされてしまうことも多い。

また金品以外に家電製品なども盗まれることがあるため、必然的に被害額も大きくなる傾向にあります。

逆に盗むものが少ないと、腹いせに物が壊されることも。

忍込み

家の中の人が、寝ている間に盗みに入ること。

侵入盗の25パーセントを占めます。

恐ろしいことに、家族構成や生活のパターンを、あらかじめ調べ把握した上で行動に移すタイプが多い。

そして犯人は見つかってしまった場合の対応を、事前に決めていることがあります。

対応というのは、逃げるのかもしくは他の対応をとるのか、ということ。

空き巣より割合も被害額も少ないのですが、女性や高齢者の一人暮らしなど弱者をターゲットにするため、攻撃的になる傾向があるのも怖いところです。

わざわざ屈強な男性を狙う、なんてことは考えにくいですよね…

危険度が高く大きな事件になりやすいので、注意が必要です。

居空き

『いあき』と読みます。

家の中に、起きている人がいるにも関わらず盗みに入ること。

全体の5パーセントを占めます。

リビングに家族が集まっている隙を狙ったり、無施錠の勝手口からキッチンに置いてあるカバンだけを盗むこともあります。

また悲しいことに、普段出入りのある、親交のある人物が犯行に及ぶことが多いのがこのタイプ。

被害額も少なく危険度も高くはない傾向にあります。

しかし、まさか自分が家にいる中で物が盗まれるとは夢にも思わないため、発覚が遅れてしまう可能性が非常に高い。



泥棒

他人の持ち物をや所有権のあるものを盗み取る行為、もしくは人物を指す言葉です。

空き巣、忍込み、居空き、強盗は泥棒の一種と言えるでしょう。

窃盗

泥棒は人物像を含めた言葉であり、それに対して窃盗は盗み取る『行為』を指す言葉です。

窃盗犯は、イコール泥棒と言えます。

強盗

人が気がついた場合、また居合わせてしまった場合は『強盗』になります。

刑法によると『暴行又は脅迫を用いて、他人の財物を強取したり』とあります。

空き巣や忍込みのつもりで侵入したのに、人がいたり起きてしまったりして『強盗』になった、という事例が多く存在する。

逃げない犯人は危険。

窃盗罪と強盗罪

空き巣が強盗になるのと同じように、盗み取る現場に相手がいるかどうかで変化します。

相手から奪えば『強盗罪』。

また「空き巣罪」というのは存在せず、他は全て『窃盗罪』になります。

強盗罪
刑法236条
暴行又は脅迫を用いて、他人の財物を強取したり(一項強盗)、財産上不法の利益を自分で得たり他人に得させたり(二項強盗)すると成立する。法定刑は5年以上の有期懲役
未遂も処罰され(刑法243条)、予備も処罰される(刑法237条、強盗予備罪)

窃盗罪(刑法235条)の加重類型であり、財物に関する特例規定も同様に適用される(なお親族相盗例は適用にならない(刑法244条1項))

上記の通り強盗罪はとても重い罪になります。

もちろん犯人はそれを承知です。

少し脱線しますが…

プロは見つかった場合、全てを投げ出して逃げ出します。
万が一捕まってしまったとしても、短い刑期で済むことを知っているからです。
また覆面をしたり、あらかじめ逃げきるための準備もしています。

素人は口封じをしようとする傾向があり、強行策に出ることも珍しくありません。
時に思いがけない不幸な結果になることがあります。

外国人窃盗グループも口封じをしたがる傾向にありますが、素人と違うところは、あらかじめ殺傷能力の高い武器を所持している場合があるところです。
即ち凶悪化しやすいという側面があるなど、それぞれ特徴があります。

どうでしたか?
『空き巣被害増加』なんて聞いても
言葉の意味をきちんと知らないでいると
正しく対策がとれないことがあります。
家を、家族を守ることはとても重要です。
物事を正しく理解することが、防犯の第一歩になるかもしれません。

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